豊羽鉱山
- Day:2011.11.01 11:58
- Cat:北海道
立派な道なのですが、地図で見ると約10キロほどで行き止まりになっています。
『豊羽鉱山』とは一体何なのか、以前から気になっていましたので確かめに行きました。
こう言うのは下調べなしで言った方が絶対楽しいね。
『国道230号』から見える『神威岳』。

頂上の岩山の下まで木々に覆われていて、神々しい姿です。

『レイクライン』のむこうに見える山にはもう雪が付いてますよ。

さて、『豊羽鉱山』の標識を右折し『道道京極定山渓線』へ、美しい『白井川』沿いを走ります。

『神居橋』からの風景。
釣り人が糸を垂れていますね。ルアーフィッシングのようです。
この美しい川では『ヤマメ』や『ニジマス』が釣れます。

川の両側から岸が迫っている部分に、なにか人工的な建造物が残っています。
これは鉄道の跡かもしれませんね。
途中でまた恐竜が眠っていそうな荒々しい山が見えてきました。『天狗岳』です。
勝手に『ステゴ山」と命名!!

山頂付近の岩場は垂直に登っていかなければならないので、これは本格登山の経験者じゃないと制覇できないかもしれませんね。

美しい『白井川』沿いの道が続きます。

途中いくつかの小さな滝が川に流れ込んでいて、とても綺麗です。

でも、すれ違うのは大型ダンプカーや黄色灯を回しながら走るパトロールカーばかり。
なんか不審がられている気配が…。
川の向こうに小屋が見えてきました。『天狗小屋』です。

ここから右の道を川沿いに緩やかに降りて行く道が『天狗岳』に登るルートみたいです。
でも、この看板を見たら躊躇してしまいそう。

道路のわきにセメントで固められた壁があります。『通洞跡』の碑が立っていました。
鉱山の最盛期に走っていた鉄道のトンネル後でしょう。

むこうになにやら大きな施設が見えてきました。『豊羽鉱山』です。
2006年に廃坑になるまで、液晶や半導体の生産に欠かせない『インジウム』の世界一の産出量を誇った、名だたる鉱山だったそうです。
手前の四角い建物が『豊羽鉱山株式会社本社社屋』。
最盛期は小中学校、スキー場、ストア、郵便局や診療所、消防署やプールまであって5000人もの人びとが暮らしていたそうです。

行き止まりのちょっと手前の空き地から『豊羽鉱山あと』を撮影。
この撮影している場所は『沈殿池』の後??
奥に2つのドーム型の建物が見えますがどちらが『選鉱場』なんでしょうか?
ネットで調べてみたのですが、それぞれ『選鉱場』と書いてあるサイトがあって分かりません。

『夕張』のように保存できなかったのか、ちょっと惜しい気もする、寂しい夢の跡地でした。

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